【SDGs】ドギーバッグのデザインからフードロスを考える

更新日:2020年11月12日

Newドギーバッグアイデアコンテスト

https://www.env.go.jp/recycle/foodloss/contest.html

 「ドギーバッグ」はレストランやパーティーでついつい食べきれずに残してしまった料理を持ち帰るための容器のことです。米国などでは日常的に行われています。
 食べきれなかった分を持ち帰るという行動が定着すれば、食品ロスを減らすことにつながることから、環境省が主催となって、多くの人が使いたくなるような新しいドギーバッグのデザインを募集するコンテストが行われました。

 和風のモチーフが使われていたり、持ち運ぶときに料理が混ざらないように設計されていたりと、たくさんの工夫が凝らされています。
 現在は外出自粛が推奨されていることもあり、ドギーバッグを利用する機会は少ないかもしれませんが、テイクアウトの場面でこれらの食品容器が近いうちに活躍するようになるかもしれません。

フードシェアリングとは

 コロナウイルスの影響で休校措置が取られていた状況では、学校給食の食材が余ってしまったことなどの問題もありました。
 食品ロスへの意識が高まる中で、近年広がりを見せているのがフードシェアリングサービスです。

 食品ロスとなりそうな商品と生活者やフードバンクをアプリやショッピングサイトなどでマッチングするサービスで、事業由来の食品ロスを削減できることから、食品メーカーや飲食店などの事業者からも大きな関心を集めています。

フードシェアリングサイト

https://tabete.me/

 TABETE のシステムは、飲食店や総菜店が、閉店の数時間前に、「今日はこのくらい余ってしまいそう」ということを予測して、「何食分救済してほしい」と告知します。
 ユーザーは、立ち寄れる場所だったり、食べたいと思うものだったりを「レスキューする」と予約し、指定時間内に取りに行く仕組みです。

tabeloop

https://tabeloop.me/

 tabeloop は包装が汚れている食品、賞味期限の問題で食品スーパーなどの店頭にならばない食品、味は問題ないが形が不揃い、傷がついているなどの理由で市場に流通されない食品を販売しています。
 売り手は、各地域の生産者、食品メーカー、食品卸売業、小売業など。
買い手は、居酒屋やレストランなどの外食店や、お弁当、惣菜を扱う中食、こども食堂、学生寮などの食堂、学園祭、地域のお祭りなど食品の使用量の多い企業・団体を対象としています。
 また売り上げの一部は寄付され、飢餓問題の解決に役立てられています。

KURADASHI

https://www.kuradashi.jp/

社会貢献型ショッピングサイト KURADASHI.jp は、サイトのコンセプトである社会貢献活動に賛同したメーカーから商品を協賛価格にて提供してもらうことで、手頃な価格を実現しています。
最大値引率は70%以上になり、売り上げの一部は寄付され、様々な社会事業に役立てられています。

いかがでしたでしょうか。
今回は食品ロスを減らす取り組みについてご紹介しました。ウェブサイトも素敵なデザインになっているので、ぜひのぞいてみてください。

パワーポイントでロゴを作る

軽井沢での写真撮影

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