【制作事例】オンワードホールディングス様|統合報告書

更新日:2025年2月25日

制作会社にデザインの依頼をするとき、頭の中に描いているイメージを言葉にできない、うまく伝えられないといった経験はありませんか?

制作では、必ずしも初手からベストなデザイン案にたどり着けるわけではありません。

そんなとき、インクデザインのデザイナーはどのようにイメージをすり合わせていったのでしょうか。本記事では統合報告書の制作事例をご紹介します。

パワポで制作する統合報告書

インクデザインでは株式会社オンワードホールディングス様の統合報告書を制作させていただきました。

制作物統合報告書
依頼回数初回
使用ツールPowerPoint
制作インクデザイン株式会社
弊社担当範囲デザインのみ(企画・構成は別会社様が担当)
制作期間約3か月
座組プランナー1名・デザイナー2名

通常、統合報告書のような情報量の多い資料はInDesignというデザインソフトで作成します。しかし、デザイナーでなければ編集できないソフトの使用は、制作フロー全体におけるボトルネックにもなりえます。

インクデザインでは、制作期間の短縮のためにPowerPointでの統合報告書制作を推進しています。

「あのパワポで、統合報告書なんて作れるの?」と思われるかもしれませんが、ご覧のようにほとんど遜色ないクオリティでご提供が可能です。

図版もPowerPointで作成しています。

IR業界では、財務だけではなくサステナビリティやESGなどより幅広い目線での報告を求められる時代の流れから、従来のアニュアルレポートを統合報告書へ切り替える企業様が増えています。

オンワードホールディングス様もまた、今回初めての統合報告書を発行されるタイミングで、インクデザインにご依頼をいただきました。

印象を決定付ける表紙デザイン

表紙の作成には紆余曲折がありました。
はじめに提案した複数のデザイン案は、どれも少しずつお客様の意図しているイメージとは異なるものでした。

不採用となったデザイン案の一例

表紙は企業イメージと直結するため、特に妥協することはできません。そこで、デザイナーは他社事例を参考にデザインの方向性をマトリクスでマッピングしました。

資料の再現

このプロセスを経たことにより、
①シンプルかつインパクトがあること
②臨場感のある写真を使用すること
の2点で重視するポイントがまとまり、合意を得ることができました。

完成した表紙はこちらです。

ランウェイの臨場感がある写真が採用されました。

ただ写真に文字を置いただけではなく、反射や映り込みを編集技術で削除するなど、細かいところにも気を配っています。プロのこのような丁寧な作業の積み重ねが、お客様のブランドイメージ向上につながります。

最終的に、お客様にもご満足いただくことができました。

イメージを引き出し、与えたい印象に近づけます

今回は弊社デザイナーの丁寧な制作プロセスの一部をご紹介しました。

統合報告書やその他IR資料の制作支援をお求めの方は、ぜひお問い合わせください。

★制作費用の概算がわかる価格シミュレーターはこちら

(記事執筆・M.K)

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