インクデザインの主力の領域はIR関係のデザイン制作物ですが、その内容の性質上(機密保持の観点)で実績や取引先を公開するのが難しかったりします。
日本の上場企業では3月決算の会社様が多く、インクデザインでも2月〜6月くらいにIR関連の制作物を多く手がけることが多いです。
今期も多くのお仕事に携わらせていただきましたが、その傾向はやや変化しつつあると感じます。
今まではこの時期のIR関連の制作物は、招集通知と一緒に株主に発送するいわゆる「株主通信」が主流でしたが、この数年、その制作の本数は減っている傾向にあります。
特にコロナ禍を経た今期はより減少した印象です。
株主通信は紙の印刷物なので、昨今の印刷物離れの影響を受けていると言えます。
その反面、同様のコンテンツをwebに展開、特にSDGs、ESG等の社会との接点を訴求するページや特設サイトの制作が多くなった印象があります。
webに関しても、上記のようなコンテンツや特設サイトの制作の場合は、既存サイトとのトンマナやシステムとの整合性など、リリースまでに時間がかかる場合もあり、スピードと認知度を考慮して、メディアへの出稿するコンテンツ作成などの需要もありました。
そして、今期もっとも需要を感じたのは
スライド(パワーポイント)資料のデザインです。
中期経営計画、成長性資料、株主総会、決算説明会資料、上場資料等
数多くの資料デザインと制作を行ってきました。
スピード感とハンドリングの観点から、時間がかかる印刷物制作物よりギリギリまでお客様自身でも修正ができる、パワーポイントの資料の需要が高まるのは時勢なのかもしれません。
これに関しては、単なるツールの変化ではなく、デザイナーとお客様との関係性の変化と捉えていて、単にデザインアウトプットするだけでは難しい領域であると感じています。
インクデザインでも今はIR資料の営業に力を入れています。
単なるパワーポイントの代行ではなく、IR関連制作物の実績をもとに専門性をと、インフォグラフィックなどを用いたわかりやすさを持ってご提案いたします。
図解、フォーマット作成、ビジネスモデルの見えるか、カウンセリング等IR資料にお困りのことがあればぜひご相談ください。