さて、いきなりですが、私たちインクデザインはデザイン・コンサルティング会社なので、デザインに関わる商材を売っていかなければなりません(笑)
また、IRを主たる事業領域にしているので、「IRにおいてブランディングは必要か?」という問いに対して、「絶対必要ですやりましょう!!!ぜひ!」という提案を続ける必要があります。(!?)
そこで、今回は(も?)営業記事として、「IRとブランディング」の関係を語って行きたいと思います。
なるべくライトにわかりやすく書いていますので、年末年始に気楽な気持ちでご覧ください!
そもそもIRとは何か?
IRとは何か?
これは、この記事を読んで頂いている方々には説明不要かと思いますが、
投資家やアナリストといった資本市場の関係者に対して、
企業の経営状況や将来の展望を正確かつ透明性を持って伝える活動
という内容で、開示物や説明会などを通じて、投資家株主とコミュニケーションを行う事を指します。
そもそもブランディングとは何か?
ブランディングとは?
やや広義な概念になるので、その定義も難しいところです。
企業や製品、サービスの「価値」や「個性」を明確化し、
ステークホルダーに共感してもらうための一連の活動
という内容で、なんとなくピンときませんね。
デザイン的文脈だと「かっこよくする」という狭義の部分に捉えられがちですが、それは表層的な一部分だと考えます。
本質的なブランディングとは、ステークホルダーとのコミュニケーションにおいて、一貫性を保ちながら、相手に企業の理念や価値観を伝え、理解と共感を得るための活動と言えます。
一貫性を保つためにデザイン的にはルールやガイドラインを決めたりするのが、デザイン的な文脈でのブランディングとして捉えられますね。
IRにおいてブランディングは必要か?
この図の通りですが、インクデザインでは、IRはブランディングの一部であると考えます。
経営に関わる情報を明確にして可視化することで、各ステークホルダーに対してブレないコミュニケーション行うことができます。
SXにより求められる開示内容も変わっていく
また、IRにおいても求められる開示内容やコミュニケーションポリシーは変化しつつあります。
持続可能性と収益性の両立が明確に求められるようになり、非財務情報、目指す姿などの定性情報の開示が必要であると考えます。
経営情報とは?
「経営に関わる情報を明確にして可視化すること」がインクデザインの考える企業ブランディングの骨子であると考えます。
ではその経営情報とは?
インクデザイン的に、まずは「価値協創ガイダンス」をベースにするのがよいかと思います。
何かしらのガイドがないと、「どの情報を洗い出すか?」から議論を始める必要が生じるので、遥か長い道のりになってしまいます。
それぞれの情報も、デザイン的な伝達手法を用いることで、より効果的に伝えることができますね。
企業ブランディングに必要な経営情報は?
「価値協創ガイダンス」に基づいた情報といっても、網羅的、俯瞰的な情報なので、それらが全てのステークホルダーにとって必要なわけではありません。
企業ブランディングに必要な情報をさらに抜粋すると、大切な価値観や将来的なビジョンという、数値では表現しにくい抽象的な情報が挙げられます。
また、それらの情報の洗い出しと、可視化にはデザイン的なアプローチが必要であると考えます。
デザイン的なアプローチを行うには?
さて、ここまできて、やっと営業的なセクションです!
価値観とビジョンの洗い出しや可視化にはデザイン的なアプローチが必要と述べましたが、具体的にはどのようなプロセスなのかを述べます。
大きくは、4つの段階があり、これらの段階全てを含めて「企業ブランディング」であると考えます。
長い道のりではありますが、これらのプロセスを経ることで、その企業の「らしさ」が表現できるようになります。
これからのIRはブランディングの観点が重要になってくると考えます。
インクデザインは、IRの視点を活かしながら、企業のブランディング構築に寄り添い、共に歩んでまいります!!
IRの向こう側を目指して、ぜひ一緒に「らしさ」を探究しましょう!