あっという間に11月。肌寒い季節になってきました。
衣替えすると秋冬物を目にするのが久しぶりで、謎に懐かしさとあったかさを感じたり、「そういえばこんな服あったな」と思うものが出てくることがあります。
服の好みが変わってきたから着なくなった服。買ったけどあんまり着ていない服。なんらかの理由で着用しなくなった服は、多くの人のクローゼットに1着は佇んでいるのではないでしょうか。
自分もそのうちの1人です。売るのも譲るのもやる気になるのに腰が重く、服の処分について調べているうちに「服のリサイクル」や「エシカルファッション」にたどり着きました。
「エシカルファッション」はいま特に注目されていて、専門のブランドが立ち上がったりしています。
一言で言うと「人と地球に優しい洋服」。素材選び、生産〜販売までの過程で人と地球環境に配慮して作られた洋服を指します。
今回はデザインにも注目な、ファッションのサステナビリティについて取り組みを行っているサイトをご紹介しようと思います。
RE.UNIQLO
UNIQLOとGUの服を店舗で回収し、服や燃料や素材にリサイクル、支援衣料としてリユースする取り組み。
その中でも「ユニクロダウンリサイクル」はユニクロのダウン商品を回収し、素材にリサイクルされ、その素材で再びダウンが生産されるという100%リサイクルの取り組みです。
文字組みが綺麗で、とんでもない読みやすいです。
毛七
日本最大の繊維産地の「尾州」で、古くより行われてきた羊毛再生文化を現代も続けている毛七。
アパレルブランドと協力してオリジナル商品製造などしています。
写真、書体、コピーから誠実な雰囲気を感じます。
シサム工房
主にフェアトレードの考えを軸にショップやギャラリーを行っているシサム工房。
社名の「シサム」はアイヌ語で「隣人」という意味で、同じ地球上に暮らす人たちと「良き隣人」としてつながって生きていきたいという想いがあるそうです。
サイトは可愛らしいアイコンと、ダイナミックな半円のデザインが特徴的です。
unisteps
unistepsという会社さん。「それぞれの問いを持ってあなたなりの一歩を。」というコピーを掲げ、エシカルファッションの講座を開いたり、イベントを開いています。なかなかこういった講座やイベントは珍しく貴重ではないでしょうか。
サイト全体の色味や文字レイアウトが、今っぽくてお洒落だと思いました。
JAMMIN
チャリティーブランドのJAMMIN。特徴は、「チャリティーだから」ではなく「かっこいいから」「モノがいいから」手に取ってもらえる商品であること、毎週NGO/NPO団体とコラボして1週間限定で商品販売をしていることです。
サイトをのぞいてみると「これがチャリティーの商品?」と思うほどお洒落な商品が販売していたりします。
商品についての思いやデザインポイントがブログで見れたり、活発に活動されていることが伺えます。
すっかりリモートワークが根付き、個人的には外出用の服を着る機会が減りました。ちょっと寂しいことですが、服についてよく考えるようになりました。
毎日家着のパーカーばかりだけど、本当に着たい服ってなんだろ…
クローゼットに佇んでいる洋服達を、眠らせてるままじゃだめだよな…
そんなモヤモヤしている時に上記のサイトに出会い、勉強させていただきました。
ファッションライフのヒントになれれば幸いです。
(小関)