SDGsはあらゆる国、年齢、全ての人に関わる議題ですが、とくに若者はこれからの時代の築き手として多大なる影響力を持っています。
その若者と指されているのは「Z世代」なんて呼ばれていて、最近よくメディアなんかで見かけますね。
1990年後半頃から2012年頃に生まれた世代を指すようですが、育った環境、各々が触れてきたものや興味があることは十人十色、みんな違います。
ではなぜこのような言葉が生まれたか、それは時代背景にあります。
Z世代は地球温暖化による異常気象といった地球規模の環境問題や、東日本大震災などエネルギーの在り方を問われるような出来事をこどもの頃から経験しています。学校教育の中でもこれらの課題について当たり前に扱われ、今時の高校生は、授業でSDGsをテーマにディスカッションをするそうです。
また「Z」の由来ですが、調べたところX(60年代〜70年代誕生)→Y(80年代〜90年代前半誕生)→Zという順で来ているみたいですね。
社会に対して、そんな私たちだからこそできることってなんだろう、を考えていきたいと思います。
まずは、Z世代と呼ばれる人達はどんな思考や行動の特徴があるのかを調査しました。
これを書いているわたしもZ世代の人間です。
昨今、注目されているLQBTQや人種差別に対しても、 「それぞれの違いを受け入れないといけない」という動的な寛容さを見せるのではなく、「そもそもみんな違って当たり前」という思考が根底にありいたって冷静に向き合っている、 という記事をお目にかかり、なるほどと思うと同時に確かにそうかもと自覚しました。
次に、Z世代が注目し消費を牽引するトピックを調査しました。
SNSからサステナブルな商品の購入
最近、インスタグラムの広告やおすすめなどで、サステナブルを掲げたコスメやアパレルブランドを見かけます。広告は怪しいんじゃないかと一度身構えますが、創業者の開発ストーリーに頷けたり、商品のサイトの作り込みがしっかりしていたりレビューも正直な意見を書かれていたり、従来のD2Cサイトとは違った印象を持ちました。
フェムテック
Female(女性)とTechnology(テクノロジー)をかけあわせた造語で、女性が抱える健康の課題をテクノロジーで解決できる商品やサービスのこと。近年の生理用品は、女性の象徴とされるピンクや花柄ではなく、モノトーンや茶色の包装が出始め、無印良品でも生理ナプキン販売が始まりました。
以下、まとめになります。
社会に対して、私たちだからできること、それは
独自の視点を利用して選び取ること だと思うのです。
人それぞれ価値観が違うのは当たり前、倹約志向、SNSの活用…
そういった独自の思想や行動が肌感覚で染み付いているなと思えるのなら、例えばいつもの生活にサステナブルな商品を取り入れるという選択や、世の中で「普通」や「当たり前」と言われてることに疑問を持つことができる。これってSDGsの価値観と一致するし、各々が自信を持って行動してよいと、個人的には思うのです。
私がやっていることは、SDGsのことを知ってもらう・考えてもらうきっかけを作ること。
デザインは、広告やロゴやパッケージや、見た目にまつわる何かしらを構想するのはもちろん、
何かを知ってもらうきっかけを作る仕組みを考え輪を広げていく役割もあると思います。
Z世代は今、社会人になって数年という方が多いと思います。
社会人になって、自分らしさって?やりたいことって?と路頭に迷うこともありますよね、ええ、
基本に戻って考えると意外と閃いたり、時にSNSをぼーっと見てたらハッとするような発見もあります。
話がまとまらなくて恐縮ですが、
社会に対して(SDGsの目標に向かって)私たちだからこそできること、何か気づきがあれば幸いです。
ここまで読んでいただきありがとうございました!
(小関)