こんにちは、代表の鈴木です。今回は採用向けの記事です。
今、インクデザインの社員は、東京、茨城、千葉、埼玉、群馬、神奈川、静岡にそれぞれ住んで仕事をしています。
2020年には10人に満たない人数でしたが、コロナ禍を経て約倍の人数になり、それもテレワークの効果が大きかったと思います。
今回はそのテレワークについて、メリットデメリットの面から書いていこうかと思います。
メリット
- オフィス投資がいらなくなる
- 地域を問わずに採用できる
- その人らしい働き方を提供できる
デメリット
- コミュニケーションが希薄になる
- 育成に時間がかかる
- クオリティ、セキュリティの問題
テレワークによってオフィス投資がいらなくなる
地代家賃は経営者としては大きな問題です。
普通は人数に比例してオフィスは広くする必要があり、
10人→20人に拡大すれば、1度か2度引越をする必要があったはず。
家賃も今の倍になっていたかも?
今、インクデザインはシェアオフィスの一角に個室を借りています。
実は同時作業は4人くらいしかできないです。
僕はこのco-lab墨田亀沢というクリエイター向けのシェアオフィスが好きなので、拡大によってここから移転するのは嫌でした。
https://co-lab-sumida.jp/
co-lab墨田亀沢
テレワークのよって地域を問わずに採用できる
コロナ禍前は皆通勤していたので、沿線からの応募が多く、遠くの方は会社の近くに引っ越すなどということもありましたし、引越による退職もありました。
知り合いの経営者からも、「優秀な人を採用したかったら山手線内だよ」的なことをよく言われ、
「むむむ」と感じることも。
また、当時は優秀な地方のデザイナーを採用できる機会を逃していたかもしれません。
今は、地方に在住のまま、インクデザインで働いて地元にもコミットしていく・・・
という働き方はひとつの理想の働き方ではないでしょうか?
テレワークによってその人らしい働き方を提供できる
社員が受けるメリットで最も大きなものですね?
やっぱり通勤は嫌です。僕も嫌です。
プレイベートや家族の時間を大切にしたい。
副業をしたい。
友達と遊びたい。
など、時間の余裕が生まれることとは大きなメリット。
また、出勤だと会社で上司や社長(つまり僕・・・)に会いたくない、顔も見たくない!!みたいな日や、体調が優れない日もあると思いますが、テレワークだと心の余裕も出ますね。
今はバーチャルオフィスのようなシステムを使っています。直感的でデザイナーにはいいですね!
社内の連絡ツールはTeamsです。
それではデメリット。
テレワークによってコミュニケーションが希薄になる
2020年2月からインクデザインではテレワークに移行しましたが、最初の1〜2年はとにかく悩みました。
「コミュニケーションがとれない」
当時はSlackでやりとりをしていましたが、タスクの指示だけで、心が通えている気がしません。
コロナ禍の閉鎖的な雰囲気もあいまって、淀んだ雰囲気だったかも?
当時は会社の運営が本当に苦しかった!!(今も楽じゃないですが・・)
ツールを変えたり、リアルの場を設けたり、人が増えたりの変化があり、皆がなんとなく慣れてきた感じです。ありがとう!
テレワークによって育成に時間がかかる
時間を計って比較したわけではないけど、新入社員に限らず既存社員もスキルアップには時間がかかっている印象はあります。
ただ、こちらはテレワークだけが原因ではなく、「育成の方法が整備できていない」問題のほうが大きいかもしれないと思います。
テレワークでもデザイナーを効率良く、心理的な安心安全のもと、育成する方法や土壌を整備するのは今の課題です。
テレワークによるクオリティ、セキュリティの問題
オフィスでの雑談から生まれるアイデアは価値が大きいですね。
クリエイティブな業務が多いので、経験や知識、感覚の共有は会社の財産と考えます。
その共有の場がテレワークによって少なくなっているのはクリエイティブ企業としては「よくない」と思いますので、デザインに関する考え方の共有や雑談の機会、リアルで集まれる機会を設けるようにしています。
IRを軸にしている業務としては、セキュリティは大きな問題。
データ、情報漏洩や、家族間での漏洩など、機密性の高い情報は取扱に重々注意するように常に指導、「重い犯罪に繋がる可能性があるので絶対注意!!」と脅迫にも近い強い警告をしており、端末のロック、データの暗号化などの対策を行っています。
インクデザインは、コロナ禍によって一般化したテレワークによって、規模を拡大できたと言えます。
今後もテレワークは継続の方向でいます。
いろいろ迷い戸惑うこともありましたが、「デザインが好き」という根本となる価値観で繋がれているからどうにか継続できているかも?と感じることもあります。
社内のコミュニケーションは難しい問題で、コロナ禍、経営者としてつらい期間もありましたが、
いきいきと働くデザイナーが増えることで、世の中が少しでも潤えばと思います!
テレワークを考えているデザイナーの方よかったら!!