共同作業がはかどる!スライド作成ツール5選

近年、リモートワークの普及に伴い、チームが物理的に同じ場所にいなくても効果的に作業を行うために、共同編集ツールの重要性が増しています。

共同編集ツールとは
チームが協力してプロジェクトやタスクを管理し、共同で作業を進めるためのツール。プロジェクト管理、タスクの割り当て、ファイルの共有、共同編集、バージョン管理など、様々な機能を備えています。共同作業ツールは、物理的な場所に拠らず、チームメンバーがオンラインで連携して作業を行うことが可能です。

今回は共同編集が可能なスライド作成ツールをまとめました!
各ツールの特徴を比較しながらぜひご覧ください。

1. Microsoft PowerPoint (Office 365)

マイクロソフトが提供するプレゼンテーション作成ソフトウェアです。Office 365との統合があり、リアルタイムでの共同作業が可能です。スライド作成といえばこれ!なイメージですね。

メリット:Office 365との互換性がある(Excelなど)
デメリット:機能が多く、操作方法を調べながら使ったり慣れていく必要がある。有料契約が必要。

感想:説明図を作成する際などに、Excelで数値を入れて簡単に作成できるところがかなり利点だと思います。操作に慣れるまで少し時間がかかりますが、細かく調整や便利な機能が多いので便利です。
共同編集については、パワポ上でFB等のコメントが特定のオブジェクトにつけられるので、どの箇所の修正が必要なのか分かりやすい印象です。

2. Zoho Show

オンラインで使用できるプレゼンテーション作成ツールで、複数のユーザーが同時に作業できます。Zoho Office Suiteとの統合があり、他のZohoアプリケーションとの連携がスムーズです。

メリット:スタイリッシュなデザインのテンプレートが豊富。パワポと互換性がある
デメリット:フォントの種類が少ない。パワポと組み合わせた方が使いやすいかも

感想:スタイリッシュなテンプレートがたくさんあります。スライドにアニメーションを簡単につけることが可能です。パワポと互換性があるので、テンプレートをZohoで選んでパワポで編集するなどの使い方もおすすめです。

3. Keynote

Appleが開発したプレゼンテーションアプリです。
ローカルのアプリケーションとして動作し、オフラインでも使用できます。インターネット接続がない場所でもプレゼンテーションを作成できるため、柔軟性が高いです。

メリット:シンプルなスライドが簡単に作成できる
デメリット:パワポと互換性があるが、崩れが生じることがある

感想:シンプルなテンプレートが多い印象です。見やすいスライドを簡単に作りたいときにおすすめです。日本語フォントも英語フォントも豊富です。背景が動くスライドテンプレートがかわいいです。

4. Google Slides

クラウド上で動作する、Googleが提供しているプレゼンテーションツールです。
Google Workspaceに含まれており、ウェブブラウザを通じて無料で利用できます。

メリット:説明図のテンプレートが多い
デメリット:デザイン性がやや低め

感想:デザインテンプレートの数が少なく、デザイン性はやや欠ける印象です。
説明図など図のテンプレートが多いのでプレゼン資料作成などにおすすめです。

5. Canva

オンラインで使える無料のグラフィックデザインツールです。初心者でも簡単にデザインを作成できます。多数のテンプレートや画像、アイコンなどの利用が可能です。

メリット:資料やスライド作成をしたことがない人でも使いやすい
デメリット:図形を角丸をするなどのパワポで可能な微調整ができない

感想:デザイン性が高く、テンプレートを選択して文字を入れ替えるだけでクオリティの高いスライドが作成可能です。フォントの種類もフリープランでも割と豊富です。

6. Figma

Webブラウザ上で動作するプロトタイピングツールやグラフィックデザインツールです。
主にUI/UXデザインプロセスに使用されますが、多機能で様々なデザインニーズに対応することができます。

メリット:共同作業に特化している。複数人がリアルタイムで編集作業やコメントすることが可能
デメリット:スライド作成に特化したツールではないので、慣れるまで難しい

感想:様々なデザインアプリやFigmaの使用に慣れている人には使いやすそうです。
スライド作成初心者の方には操作が難しいかと思います。

共同編集ツールのメリット・デメリット

メリット

  • リアルタイムでの共同作業が可能
    複数のユーザーが同時にプレゼンテーションを作成・編集できるため、チームメンバーとのリアルタイムでの共同編集が可能です。
  • 遠隔地でも効率的に共同作業が可能
    クラウド上で共同作業を行うことで、地理的に離れた場所にいるチームメンバー同士でも、効果的に協力してプレゼンテーションを作成できます。これは、リモートワーカーの増加やグローバルなチームでの作業に特に有用です。
  • バージョン管理と履歴の追跡が可能
    多くの共同作業ツールはバージョン管理機能を提供しており、変更履歴を追跡できます。これにより、誰がどのような変更を加えたかを把握し、必要に応じて以前のバージョンに戻すことができます。
  • インターネットに接続していればいつでもどこでも作業可能
    クラウド上の共同作業ツールは、インターネット接続があればどこからでもアクセス、編集ができます。

デメリット

  • 同期の問題
    共同編集ツールを使用する際、複数のユーザーが同時にファイルを編集することがあります。一方のユーザーが編集内容を保存する前に他方のユーザーが同じ箇所を変更すると、編集内容が重複する可能性があります。また、チームメンバーやクライアントが意図しない箇所を編集したり、間違って削除してしまう可能性があります。
  • ネットの接続が必須
    クラウド上の共同作業ツールの場合はインターネット接続が必要です。接続が不安定な場合や、インターネットに接続できない場所では作業が困難になります。
  • セキュリティリスク
    データがクラウドに保存されるため、個人情報や機密情報が第三者にアクセスされる可能性があります。特に企業や機密性の高い情報を扱う場合は、プライバシーの懸念が重要になります。

個人的にはパワポでスライドを作成することが多いです。
デザインの微調整ができることやコメント機能でFB等がわかりやすいことから、やはりスライド作成にはパワポが便利だという印象が強いです。

共同編集ツールを使用する際には、データの変更履歴の確認やクライアント、チーム間でのコミュニケーションが重要です。
ご自身のニーズに適した共同作業ツールを選択する際の参考になれば幸いです。

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