インクデザイン株式会社では、株式会社資生堂様の統合レポート2023のデザイン制作を担当させていただきました。
統合レポート2023では、CEO様、COO様をはじめとした、各エグゼクティブオフィサー様やブランドトップ様、社外取締役様などに加え、改革に取り組む現場社員様の声を掲載しています。
また、資生堂様の価値創造の源泉であり、価値創造ドライバーである「ブランド」「イノベーション」「人財」の価値向上の取り組みについても紹介しています。
株式会社資生堂 統合レポート2023
https://corp.shiseido.com/report/jp/2023/
パワーポイントで制作した統合レポート
今回、4月の下旬に日英同時の開示を目指したいとのご要望を請け、「パワーポイント」でのデザインを提案しました。
メリットとしては、下記のようなことが挙げられます。
- 各部門に完成形に近いフォーマットのまま原稿作成の依頼ができるので、社内での工数が減り、完成イメージも共有しやすい。
- 資生堂様とインクデザインとの間でも、赤字指示をPDFへの転記や修正チェック等の工数が削減できる。
- 翻訳の工程も削減できるので日英同時開示が可能になる。
もちろん、それに対するデメリットもあります。
- デザインソフトと比べれば表現力が落ちる。
- 誰でもデータを扱えるので、データの管理が難しくなる。
- インタラクティブ機能が低い。
などがありますが、細かく課題をクリアしていき、特にデザインに関しては、読み手にパワーポイントであることを意識させないデザインを心がけました。(一部を下記にて紹介します)
引用:株式会社資生堂 統合レポート2023
結果として、スケジュール通りに日英版ともに公開がきましたので、今回のワークフローもその要因の一つにもなったかと思っています。
各企業様にとって統合報告書・統合レポートは重要な開示物で、世間のニーズも高まっています。
反面、企画・制作においては求められる専門性や工数が増え、企業様、制作会社も負担が大きくなっている傾向にあります。
内容やデザインのクオリティを落とさず、なるべく、双方の負担を軽減したい。
そんな想いからインクデザインでは、パワーポイントでのレポート作成ワークフローを各社様に提案しております。
今回の資生堂様の実績もそのような私たちとしての想いが実現できた嬉しい事例でございます。