デザイナー目線で4種類の画像生成AIを比較してみた2025春

更新日:2025年4月27日

進化し続ける画像生成AI

Adobe firefly、midjourney、ChatGPT、Geminiと画像生成AIも日々進化し続け、一進一退の攻防の様相も見せています。

今回は、
その中でも何が使えるか??
グラフィックデザイナーの目線で考えてみました。

まずは、ざっくりとプラン比較。
(ChatGPTでのまとめ)

プロンプト

プロンプトはこれです。
翻訳精度の差が画像精度の差になるのを避けるために、DeepLで翻訳した英文で指示(プロンプト)をしました。

現代的なオフィス。窓からは東京のビル街が見える。
日本人30歳男性の経営者。ワイド構図。
スーツ姿のポートレート。リアルな写真。

Modern office. The window overlooks the buildings of Tokyo.
Japanese 30 year old male manager. Wide composition.
Portrait in a suit. Realistic photo.

Adobe firefly

いきなり本命か?
さすがのAdobe。クオリティは非常に高いです。
リリースされた当初、fireflyは使えるイメージではなかったのですが、今回のサービス比較の中では、No.1だと感じました。
表情も質感も自然ですね。

Adobe fireflyで生成

midjourney

画像生成の雄、midjourney。
僕も使っていますが、実は最近「ん??」と思うこともありました。
実はこの画像を生成するまでに、何度か試行錯誤しました・・・
肌の質感もAIっぽい不自然さを感じます。

midjourneyで生成

ChatGPT

文章の生成では群を抜いていると感じますが、画像ではどうでしょう?
悪くはないのですが、Adobe firefly、midjourneyに比べるとちょっとクオリティ落ちますね。
色合いもちょっと渋いです。

ChatGPTで生成

Gemini

ワイドな画角を忠実に守ってくれたのはGeminiだけですね。
ワイドだからかディテールが目立たないからかもしれませんが、クオリティは問題ないですね。

Geminiで生成

試しにズームアップしてもらったのはこちら。

腰上といいましたが、胸上になっています・・・

Geminiで生成

グラフィックデザイナーから見たまとめ

多くのデザイナーがCreative Cloudに契約をしていることを考えると、Adobe Fireflyをまずは使ってみるのが良いかと思いました。

オンライン版のPhotoshopと連携できるのもつよみです。
生成画像の場合、グラフィックデザインでは使いにくい場合も多いのですが、下記のようにPhotoshopで背景をさらに生成するとデザイン的に使いやすいですね。

ただ、デザイナーではない、一般のユーザーがAdobe Fireflyを契約することは考えにくいので、その場合はGeminiがいいでしょうか?

Photoshopで背景を生成

同じプロンプトでFirefly Image 4 Ultraで生成。
ちゃんと逆光になっているのはすごい。(デザイン素材としては使いにくいが・・・)

今後、生成AIも進化が激しいと思いますので、継続して情報を提供し続けて行きます!!

ChatGPTの新機能「Deep Research」で統合報告書のトレンドをレポートしてもらった。

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