
IR室でいつも迅速に情報開示をされているみなさま、お疲れ様です。
四半期ごとの決算開示に、株主総会や社内向け説明会、それらが終わればまたすぐに次の決算が来て、常に資料制作に追われ奔走し続けるのは本当に大変ですよね。
今回は、複数の資料をまとめてご依頼いただいたことで省力化につながったケースをご紹介します。
開示時期の近い資料を並行して制作
インクデザインでは、株式会社エプコ様のIR資料を制作させていただきました。
今回、次の3点の資料を一括で制作しました。
- 中期経営計画資料
- 社内向け経営計画発表会資料
- 本決算説明資料

当初は中期経営計画資料のみの制作予定でしたが、開示時期が近く、スライドの内容にも重複が多いことから、3種類をまとめてご依頼いただきました。
依頼回数 | 初回 |
使用ツール | PowerPoint |
制作 | インクデザイン株式会社 |
弊社担当範囲 | デザイン |
制作期間 | 約3か月 |
座組 | プランナー2名・デザイナー1名・エディター1名 |
IR資料をまとめて一貫制作するメリットとは?
1. 総合的・戦略的なご提案が可能です
納品して終わり、といった単発のアウトソースの枠組みを超えて、IR活動の全体感を理解したうえで、より俯瞰的な視座でのご提案をすることができます。
弊社としても、スケジュールが早めにわかることで、固定のデザイナーチームのリソースをあらかじめ確保し、継続して担当させていただくことが可能です。

2. コミュニケーションコストを削減できます
新規依頼の際に、双方にとって最も時間と労力がかかるのが、事業理解や意図のすり合わせ、また要件整理のやりとりになります。
事業理解の深いデザイナーが継続して担当することで、繰り返しの説明が不要になり、スムーズな進行が可能です。実際、3本の資料制作のお打ち合わせを経たエプコ様と弊社代表との間では「阿吽の呼吸」での意思疎通が行われていました。
3. デザインに統一感が生まれ、ブランドとしての信頼性が向上します
様々な都合により、内製したり、異なる制作会社に頼まざるを得ないことはあるでしょう。しかし、個別最適でバラバラに制作すると、デザインの統一感が損なわれ、ブランドイメージが曖昧になりがちです。
一貫して同じデザイナーが制作することで、統一感のあるデザインと齟齬のないメッセージ性が確保されます。
IRでは資料をまたいで一度作った同じ図を流用することも多く発生しますが、元データを保有しているため、ちょっとしたアレンジも容易になります。
また、スライドマスターでテンプレートごと納品するので、お客様自身でもある程度トンマナを合わせたスライドを作成していただくことができます。



ライブデザインですぐに意図を反映
今回の制作では、お客様との打ち合わせ中にリアルタイムで手直しを行う「ライブデザイン」を実施しました。
エプコ様からは、
「言いたいことがきちんと表現された図解になった。これは自分たちだけではできなかった」
との嬉しいお声をいただきました。
その場で修正・確認ができるため、細かいニュアンスのズレを防ぎ、完成度の高い資料を短期間で仕上げることができます。
年間を通したIR活動に伴走します
決算発表や投資家向け説明資料、統合報告書、中期経営計画など、IRにおける資料制作を今年はまるっと依頼してみませんか?
ぜひお問い合わせください。
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(記事執筆・M.K)