「上手く教えられない」はクリエイターとして成長のヒントかも

こんにちは、編集・ライター・フォトグラファーの佐野です。

普段は取材執筆やサイト作りの進行などを担当しておりますが、ときどき講師として取材や文章作りを教えに行く機会もあります。

一生懸命講師を務めさせていただいていますが、講師が専門でないこともあり、「上手く教えられなかった……」と落ち込むこともしばしば。(学校の先生ってすごい!)

ですが、上手く教えられなかったポイントに気づくことこそ「成長に繋がるのでは!?」と感じております。

社内の若手ライター・フォトグラファーと一緒に取材に出向き、現場で経験を積み上げております。(回を重ねるごとに成長を感じられてうれしい!)

実は先日、茨城県内外の大学生11名に企画・取材・執筆の一連の流れを教える、座学とワークショップを交えた講義を行いました。

極端に言えば、いつもの仕事のノウハウをそのまま教える、ということ。
それでも、理解してもらえるように話をするのはとても難しかったです。

スムーズに話せる部分とそうでない部分、具体的な例を挙げづらい話題、質問に明快に答えられないシーン、長々と説明してやっと明確な答えを伝えられる状況、など、進め方にムラがあったなという反省。

授業が進むごとに己の「クリエイターとしての未熟さ」を露わにしているようで、やるせないというかなんというか……

取材現場で的確な演技指導や即席の「手タレ」を依頼するためにも、撮影の考え方や用途を言語化しておく必要があります。

冷や汗書きながらの授業でした。

が、そんな中でふと気づいたのが「上手く教えられない部分=自分の成長ポイント」かもしれない、ということです。

要するに、上手く言葉にできないということは、「感覚で仕事をしている可能性がある」ということ。

そして、「各仕事のパートを振り返り、その内容を具体的に話せるようになることで、一つ一つの仕事に意識的になり、アウトプットの質を高められる(かも)」ということです。

たとえば、取材における写真撮影を教えるなら、「インタビュー中と、仕事の様子と、ポートレートを撮ります」だけでなく、「インタビューでは、まず背景や窓からの光に注意しながら座ってもらう場所を指定し、カメラの高さは相手の目線か少し低いぐらいを心がけ……」と、具体的な行動とその理由を伝えられるようになるイメージですね。

この伝え方は意外と難しく、あらかじめ自分の仕事を冷静に振り返り整理しておかないと上手くいかない実感があります。ノートに書き出したり、人に聞いたり。時にはこれまでの考え方を改める必要もあると思います。

人に教えるには3倍理解する必要がある、とはこういうことかもしれません。

インクデザインの自社メディア「いばしごと」では、取材執筆ノウハウを活かし、茨城県の経営者の想いを伝える求人記事を掲載。

「学ぶ」には色々な方法があると思います。書籍や講義、イベント参加でのインプットなどなど。今ではWebサービスなどで、専門的な分野を気軽に学ぶことができますよね。

自分は何を学んだらいいんだろう?という方は、まずは「教える」というアウトプットを通して、自らの成長に必要なものを探ってみるのはいかがでしょうか。

【制作実績】会社概要資料デザイン

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