かの有名な浮世絵師・葛飾北斎。彼は昨年2020年に生誕260年を迎えたそうです。
それから1年が経った今年に、葛飾北斎に関する展示会が各所で開催されています。
東京ミッドタウン・ホールで開催された「北斎づくし」、江戸東京博物館の特別展「冨嶽三十六景への挑戦 北斎と広重」、すみだ北斎美術館の特別展「THE北斎 ―冨嶽三十六景と幻の絵巻―」、さらには、9月30日からは大英博物館で葛飾北斎展が始まりました。※
※「北斎づくし」、冨嶽三十六景への挑戦 北斎と広重」、「THE北斎 ―冨嶽三十六景と幻の絵巻―」については既に開催が終了しています。
今回は、そんな北斎ムーヴに乗っかったインフォグラフィックです。
葛飾北斎の代表作、日本各地からの富士山の様子を描いた作品「富嶽三十六景」はご存知でしょうか。
私たちは「富嶽三十六景」の各図版が描かれた場所と富士山の距離についてまとめてみました。
今回改めて一枚一枚の絵を見ると、たくさん発見がありました。
「遠江山中(とおとうみさんちゅう)」や「東海道程ヶ谷(とうかいどうほどがや)」のように構図が大胆で面白いものや、「江戸日本橋(えどにほんばし)」「隅田川関屋乃里(すみだがわせきやのさと)」など、特に東京エリアの絵では今でも馴染み深い場所がたくさん出てくることなど。
こんなに素敵な作品を残してくれるなんて、やっぱり北斎はすごい画家ですね。(「三十六景」なのに46枚もある意欲にもびっくりします)
(インフォグラフィックチーム)