【SDGs】食品ロスを考える

日本は食料を大量に生産、輸入している一方で、その多くを捨てている現実があります。
家で食事をすることが増えたこの機会に、今一度、食べものとの関わり方を見直してみてはいかがでしょうか。

食品ロス/フードロス 言葉の使い分け

事業系食品ロスは、規格外品・返品・売れ残り・食べ残しなど、
家庭系食品ロスは、食べ残し・手つかずの食品・皮の剥きすぎなどが発生理由です。

大量の食品ロスが発生すると様々な悪影響があります。
たとえば、ごみになってしまった食品の処理に多額のコストがかかったり、可燃ごみとして燃やすことで、CO2排出や焼却後の灰の埋め立て等によって環境に負荷がかかったりします。
自給率のつまり62%のカロリーを他国に頼っている中で、1,700万tを廃棄しているます。

また、多くの食品ロスを発生させている一方で、7人に1人の子どもが貧困で食事に困っている状況で、私たち一人ひとりが食べものをもっと無駄なく、大切に消費していく必要があります。

食品ロスを増やしてしまった原因としては、食品の品質を高く保つために課してきた厳しいルールが関係しています。

3分の1ルール(賞味期限が6ヶ月の食品の場合)

3分の1ルールは、納品期限や販売期限を設定し、その都度、基準を超えていた食品は廃棄されるという慣習的なルールです。
近年では、3分の1ルールが設定する期限には合理的な根拠がない という理由で見直しが検討され、少しずつ改善されつつあります。

しかし、わたしたち消費者が食品ロスについて知らない限り、賞味期限が近い商品を扱っている と店側のイメージが悪くなるので、ルールの改善は簡単ではありません。

消費者が正しい商品選択をすることが、食品ロスを減らすためにはとても重要です。

消費者庁が平成29年に徳島県で実施した食品ロス削減に関する実証事業の結果

多くのひとが少しずつ取り組むことで、食品ロスの大きな削減につながります。食べものを無駄にしないという意識は定着しつつも、実行にうつせていないというひとも多いかと思います。
そこで、身近なところから食品ロスを減らすためのヒントをご紹介します。

■買物時の工夫
・冷蔵庫にある食材を確認する
買物をした後に、冷蔵庫に同じ食材があったことに気づき、食材を余らせてしまうこともあると思います。
無駄をなくすためにも、事前に冷蔵庫や食品庫にある食材を確認するようにしましょう。

・必要な分だけ買って、食べきる
お得なまとめ買いをしたものの、食べきれずに、期限が過ぎてしまい捨ててしまうことはありませんか?
必要な分だけ買ったほうが、かえってお得な場合もあります。

・利用予定と照らして、期限表示を確認する
すぐ使う食品は棚の手前から取りましょう。
先ほどの説明のように、賞味期限はあらかじめ余裕をもって設定されています。
賞味期限が近くなるとお店で返品や廃棄してしまうので、お店での食品ロスが発生してしまいます。

■調理・食事での工夫
・食品に記載された保存方法を守る
誤った方法で保存すると、食品の劣化が早くなる場合があります。

・野菜は、冷凍、乾燥など下処理し、ストックする
一度に食べきれない野菜は、冷凍や乾燥の下処理をして、小分け保存などして、食材を長持ちさせる工夫をしてみましょう。
筆者は一人暮らしをしているとき、野菜をいたませてしまうことが多かったので、刻んで冷凍するところまでを買い物から帰ったら一気にやるように癖にしていました。

・残っている食材から使う
新しく買ってきた物を先に使ってしまうと、残っている食材は傷んでしまう可能性があります。残っている食材から使いきるようにしましょう。
献立を考える際のヒントにもなります。

・体調や健康、家族の予定も配慮し、食べきれる量を作る
家族とのコミュニケーションで、食品ロスがでないように工夫しましょう。

・作り過ぎて残った料理は、リメイクレシピなどで食べきる
リメイクやアレンジレシピで、作り過ぎてしまった料理を食べきりましょう。

最後にフードロスを削減するための優良アプリを紹介します。

https://reducego.jp

Reduce Goは食品ロスを減らしたい飲食店と、お得に食事をしたい利用者をマッチングするサービスです。
月額1980円で加盟店のメニューを毎日2回までテイクアウトすることができます。
現在は東京都を中心とした一部の地域でのみ対応していますが、順次拡大していく予定だそうです。
いろいろなツールを使いながら、身近なところで食品ロスの削減に取り組んでいきましょう。

<参考>
消費者庁ホームページ
https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_policy/information/food_loss/
(清田)