【事例あり】2023年秋版。AI生成画像はデザインの現場で使えるのか?

更新日:2025年2月15日

こんにちは!代表の鈴木です。

今回は話題のAI生成画像が「デザインの現場で使えるのか?」というテーマで記事を書いてみたいと思います。

結論「十分に使えます。これからAI画像が主流になります。やばいです」

と鼻息も荒くなりました。

間違いなくデザイン界でも今後AI活用のムーブは起きます。

AI生成画像のサービスは数多くあり、Open AIやAdobeもリリースしていますが、2023年11月時点で群を抜いていると感じるのは、Midjoueny。今回はそのMidjouenyでの作成などを紹介したいと思います。

Midjoueny
https://www.midjourney.com/home

作例を紹介!

使い方などは他のサイトでも紹介されているので、本記事では生成画像と使用例、プロのデザイン現場で使えるかを掲載します。
まずは作例。

生成画像(Photoshopで補正済み)↓

デザイン例↓

生成画像(Photoshopで補正済み)↓

デザイン例↓

生成画像(Photoshopで補正済み)↓

デザイン例↓

生成画像(Photoshopで補正済み)↓

デザイン例↓

どうでしょうか?

正直そんなに違和感ないですよね?
十分に使える画像だと思います!

ただ、コツがありますので、いくつか紹介しましょう。

解像度が低い

印刷物で使うにはちょっと厳しいかも?スーパー解像度などもあるので、活用すればよいかも。

色味が日本人にはあわない

濃く、暗く、しっかりした色合いで生成されることが多いので、photoshopで丁寧に補正する必要があります。明るく、ふわっと仕上げると良い感じに。

メイク、髪型など微妙に日本人離れしている。

ビジネスシーンでの人物は特にその傾向がありますね。

手、指の描写があやしい

人が絵を描くときも難しいですね。生成された画像をよくチェックしたほうがいいです。

女性を主役にしたがる、若く描きたがる

うけるからですかね〜

肌がつるつる

まぁそうですよね。ちょっと質感ほしいです。

目線があっていないことが多い

会話しているシーンなどは視線があっていないので違和感あります。

服装が怪しい

なんか見たことのないような服装だったり、女性がネクタイしていたり、ジャケットのボタンしていなかったり、細かくチェックが必要です。

まぁ、でもこんなのは、直ぐにアップデートされることでしょう。
実際に根気よくプロンプト書いていけばイメージに近しいのは生成できますし。

著作権などは?

Midjouenyでしたら、有料会員であれば生成画像の著作権はユーザーにあるようですが、正直なところまだまだ法整備やルールは追いついていない印象もあります。
現状では使っても大丈夫という認識でいますがやや不安もありますね。自社発信メディアなら躊躇なく使用しています。

クライアントワークで使える?

難しい問題ですね。
Adobe Stockを始め各ストックフォトサービスでも、AI生成画像の登録・販売をしていて、「AI生成画像」と明記をしていますが、気がつかずAI生成画像の使用権を買って、使ってしまうことはあると思います。
意図的な場合はクライアントに判断を仰ぐというのがベターかと。それでも、細かいチェックや、小さく使う、薄く背景につかうなど、メインではまだ怖いかも。

コストは?

プロンプト書いたり、生成する時間やライセンス費用も考えると、正直ストックフォトサービスで買った方が、上記のリスクも鑑みると「今は」良いような印象です。

ただ、これからAI画像の質が上がり続けることを考えると、イメージに近いオリジナルの画像を簡単に、安全に入手できるようになれば状況はひっくり返るかと。

インクデザインでは?

社会的にAIの進歩は止められないと予想します。
デザインの業界でも同じで、労働集約型のブラックと言われる業界ではAIが働き方改善の手段になるし、ステップアップを目指すデザイナーが上流へ向かうための武器になると思っています。

ですので、使える使えない以前に「試してみる」を積極的に行う段階と認識。

またAI生成画像はあくまでも素材提供の手段。
それ自体に価値があるわけではないので、テクノロジーに惑わされてデザインの本質を見失わないようにしたいです。
AIにしろストックフォトにしろ、撮影にしろデザイナーの考えと目が大切ですね。

それでは最後にもっと作成を。
こちらはデザイン例はなく、ビジネスシーンで使えそうな画像だけのサンプルになります。

【制作実績】千葉大学サテライトキャンパス様Year book – Works 2021-2022 フォーマットデザイン

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