ラブレター

更新日:2024年10月8日

代表の鈴木です。

この写真は僕が撮影した写真ですが、今まで数多く撮った写真、そして作ったデザインの中で、最も気に入っているアウトプットの一つです。

この撮影を行ったのが2020年2月か3月だったかな。
インクデザインが入居するco-lab墨田亀沢の5周年記念パーティー用のビジュアルとして撮影をしました。
が、その後コロナ禍は拡大し、緊急事態宣言となり、パーティーが実施される事はありませんでした。
当時、僕も社会の変化、経営の変化についていけず、メンタル不調になったことを覚えております。
そんな際、世の中を覆っていた閉塞感を吹き飛ばして、この写真のようなハッピーな世の中が訪れることを願っていましたね。
今見ても多彩な表情が表現されていると思います。

さて、今日の本題。

インクデザインが 入居するco-lab墨田亀沢は2024年11月末で閉鎖になります。
東京ラブストーリーの江口洋介ばりの『やだよおおおーーー!!!』
という素直な気持ちを書き綴りたいと思います。

いつからいたの?

思い起こせは2016年4月28日。
以前入居していた、足立区の創業支援施設から移転をしました。
格安で入居できる創業支援施設でしたが、まだ入居できる期間は残っていたにもかかわらず、早めの移転を決断しました。
それはなぜか?

なぜ入った?

僕をはじめ、インクデザインのボードメンバーはもともと印刷会社に所属しており、その中でデザインの価値を向上させたいと思っていたメンバーでした。
もっと言うと、印刷会社をデザインによって価値向上させようと・・・そんな夢を抱いていた仲間。

わけあって、その後インクデザインとして独立するのです。

そんな時co-lab墨田亀沢とサンコーさんの取り組みが「デザインと印刷のシナジー」を狙ったものであると知って、
「僕たちがやりたかったことだ!!」
ドキュンと胸を貫かれて、強く共感をしたのが理由です。

もし独立する前だったら、サンコーさんに転職して、この夢を一緒に成し遂げたかったなぁ。と当時は思っていました。
もしくは、そのころ「今からでも一緒にやんない?」って言われたらインクデザイン辞めて、やっていたかも。

どんなことが起きた

入居した2016年当時、インクデザインは3〜4人の組織だったっかな。
小さなアトリエで十分納まるチームで、会費の十数万円にもビビっている売上規模でした。
業務も下請けがほとんどで「何のためにやっているのかなぁ」。
キラキラした周囲の起業家を見ながらそんな思いに苛まれてましたね。

そんな時期でしたが、co-lab墨田亀沢で知り合った仲間や、サンコーさんとの仕事を通じて、徐々に提供できる価値も高くなってきて、単なる作業から思考を提供できるようになり、エンドユーザーとの取引も増えていきました。
「IR✕デザイン」という、突破口のきっかけをもらったこともあったし、自分達がやってるデザインが社会的な価値を持っていると気づかせてくれたこともあります。


合同会社から株式会社に組織変更したり、人数も30名が見えてきたり、売上規模も当時の10倍以上。

全てのきっかけはこの場所だったなぁ。

仕事だけじゃなくて、いろんなイベント、はたまた、単なる飲み会など、多くの交流がありました。
経営の相談や愚痴を言い合ったことも数知れず。
控えめに言ってもco-lab墨田亀沢と言う場所は、僕にとってのユートピアのような場所で、40代そして創業期という青春を過ごした、思い出の場所であると断言できます。

これからどうなる


インクデザイン的には、しょうがないので、移転をします。
いろいろ考えて、インクデザインがco-lab墨田亀沢を引き継いで、シェアオフィス事業をできないか?とかなり模索をしたのですが、「今の実力では今は無理」と断念しました。

でも、いつか
「クリエイターのユートピアのような場所を復活させたい」
「デザインとビジネスのクロスポイントになるような場所を作りたい」
「デザインと印刷のシナジーを考えるラボを作りたい」
そんな、野望にも似た夢が胸の中にあります。
もう少し実力をつけてから戻ってくるので、そんな日を楽しみにお待ち下さい。
そんな場所を作れる経験のある人材いないかなぁ。

最後に

今回この記事作成のために、過去の写真を探しましたが、思い起こしてもいい想い出ばかり。
正直、これから先もずっと居るんだろうなと思っていたし、そうしたかった。

co-lab墨田亀沢がなくなってしまうことで、インクデザインも僕もこれから後の計画が大きく狂ってしまい、かなり困ってしまうことになりました。
本当に困った。困った。計画が狂った。
この責任は重いので、必ずどこかでこの貸しを返してもらおうかなぁ・・と思っています。
すごく大きな貸しを1つ。

そんな日を楽しみに待ちながら、想い出のトビラを閉じたいと思います。


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