
インクデザインは、神姫バス株式会社さまの中期経営計画作成をご支援しました。
神姫バス様は姫路に拠点を置くバス会社です。「地域共栄 未来創成」を企業理念として掲げられており、2027年には創立100周年を迎えられます。
https://www.shinkibus.co.jp/info/pdf/others/others_130.pdf
インタビューから生まれた中期経営計画
私たちがご提供したのは、リアルタイムでの引き出し、メッセージの構造化、そして適切なワーディングの提案です。

依頼回数 | 初回 |
使用ツール | PowerPoint |
制作 | インクデザイン株式会社 |
弊社担当範囲 | 取材・構成・デザイン |
制作期間 | 約3か月 |
座組 | プランナー1名・デザイナー1名・エディター1名 |
リアルタイムでの引き出し
対面で社長へのインタビューを実施し、その対話の中から長期ビジョン(グループ構想2030)の核となる3つのキーワードを引き出しました。
メッセージの構造化
わかりやすい資料をつくるには、ストーリーが不可欠です。しかし、人が話すとき、最初から論理的に整理された形で言葉を発することは多くありません。エディターやデザイナーは、情報の再構成も得意としています。
資料全体の構成についても、前年までの内容を踏まえながら、「100周年を迎える節目として構想ページを厚くしたほうがよいのではないか」「事業セグメントの情報を掲載することで、投資家にとっての理解が進むのではないか」といった具体的なご提案を行いました。

適切なワーディングの提案
キャッチコピーの開発にあたっては、何を伝えるべきかという点を丁寧に読み取り、複数の案をお出ししながら、お客様の視野を広げていきました。最終的には、こうしたやりとりを経て、お客様ご自身が言葉を練り上げ、採用されたコピーに至っています。
実はこのように、ラリーを経た上でお客様の手によって最終的な表現が仕上がるというケースも少なくありません。

デザイン案は複数提案。最終的に写真案に決定
デザインについては、初期段階でイラスト案・ロゴ案・写真案と、幅広い方向性を提示しました。なかでもイラスト案は、同社が強調したい「地域性」をビジュアルに落とし込んだものでしたが、「投資家向けの資料としては、よりスタイリッシュな方が良いのでは」という議論の末、姫路城を用いた写真案が最終的に採用されました。

構成を事前に握り、デザインの手戻りを防ぐ
デザインに着手する前に、ドラフトの時点で全体構成について違和感がないかを丁寧に確認し、関係者間で共有したうえで制作を進めました。
デザイン面では、読み手にとって情報の優先順位が明確に伝わるよう、フォントのジャンプ率や色彩設計に配慮。また、強調したいスライドは視線が自然に止まるよう、グラフィックを用いて視認性と印象の両立を図っています。

インタビューからの中期経営計画作成は、周年の節目を迎える企業様や、まだ何も企画ができていない、ゼロから構成を行うという企業様にもおすすめです。
ぜひご相談ください。
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(記事執筆:M.K)