
統合報告書の制作を検討したいけど「大変そう」「リソースが足りない」「専門知識がない」という不安を感じていませんか?
でも統合報告書は、初年度から100点を目指すものではなく、改善を続けながら育てていくツールです。長期的にステークホルダーに伝えたいことを考えながら、段階的に深化させることが重要だと私たちは考えています。
この記事では、初めての統合報告書づくりで大切なポイントを、実際に使える資料テンプレート&チェックリストを元に紹介していきます。


統合報告書は「コスト」ではなく「ブランディング戦略」
統合報告書は投資家との重要な接点
統合報告書は、投資家が企業を初めて深く知る接点になることも少なくありません。わかりやすい情報設計と印象に残るデザインは、投資判断にも影響を与える要因になります。
実際に、優れたIR活動を実施している企業を表彰する「IR優良企業賞」では、受賞企業は「株価や時価総額を高水準に保つ傾向が見られる」と日本IR協議会自身が明言しています。
インクデザイン流、定量情報と定性情報を統合する誌面設計
統合報告書の「統合」とは、財務情報と非財務情報の統合を意味します。さらにインクデザインでは、定量情報と定性情報の統合でもあると考えています。バラバラに存在していた情報を一つのストーリーにまとめることで、企業の価値創造プロセスが見えてきます。
例えば、業績数値だけを並べるのではなく、その背景にある戦略的意思決定を語る。ESGデータを示すだけでなく、それを実現する組織文化を伝える。こうした「統合」が、投資家の理解を深めます。
IRをコストではなく、戦略的投資として捉える
統合報告書の制作を、コストとして削るのではなく、ブランディング・投資家コミュニケーションの核として位置づけることが重要です。質の高い統合報告書は、IRミーティングでの会話の質も変えます。
だからこそ、統合報告書は上場企業だけのものではなく、未上場企業、特にIPO準備中の企業や、VCからの資金調達を検討している企業にとっても、自社の価値創造ストーリーを体系的に整理し、伝えるツールとして有効です。
既存の開示情報をベースに統合報告書を作る方法
統合報告書の制作は情報収集が大変?
統合報告書を作るとき、「全部新しく作らなきゃいけなくて大変」と思われている方も多いと思います。でも実は、既存のIR資料、法定開示、サステナビリティレポートを土台にすることで、ある程度情報を網羅することができます。
この点においては、実際にどんな既存情報があれば誌面が構成できるのかをリストにまとめましたので、ぜひダウンロードしてチェックしてみてください↓↓
📌 【ダウンロード資料】統合報告書テンプレート&リスト
このリスト&テンプレートで何がわかるか?
統合報告書に必要な項目と、それに対応する既存資料の種類を一覧にしたリストです。このリストを使えば、自社がすでに持っている情報と、これから作る必要がある情報が一目でわかります。
どう使うか?
自社の資料と照らし合わせて、足りないものを洗い出してみると、完成までの道のりがクリアになると思います。例えば、「企業理念」はHPでの文面をそのまま活用できそうだけれど、「目次(At a glance)」は新しく作る必要がある、といったようにチェックリストとして使ってみてください。
一覧にしてみると、すでに活用できる企業情報をたくさんお持ちだと気が付くこともあるかもしれません。
統合報告書の制作で肝になるのは「散らばっている情報をどう再構成するか?」なのです。
3カ年計画で育てる統合報告書
統合報告書は進化するツール
統合報告書は、一度作ったら終わりではありません。初年度は既存資料を活用して骨格を作り、二年目はフィードバックを受けて補強・改善し、三年目で独自性と一貫性のある報告書を目指す…などなど、企業のらしさを大事に育てていきましょう。
データ調査やデューデリジェンスも段階的に深める
他社の統合報告書を見ると圧倒されてしまうのが、データ集積の力だと思います。
ですが、初めて統合報告書を作る場合は、初年度から全ての非財務データを完璧に揃えるのは厳しいという企業も多いと思います。そこでインクデザインのおすすめは、初年度は定性的な記述中心で始め、二年目で一部を定量化し、三年目で経年比較可能なデータセットへと進化させる方法です。
継続的に開示情報を充実させていくという姿勢自体も投資家にとってポジティブな印象を与えます。あらかじめ段階的に情報の質と量を高めていくロードマップを示すことも有効です。
パワポで作れば、他のIR資料にも転用できる
統合報告書をパワポベースで制作し、限られた社内リソースを有効活用
統合報告書をパワーポイントベースで制作すると、決算説明会資料、株主総会資料、個別ミーティング用資料への転用が簡単になります。制作時のやりとり自体も楽になる場合もありますし、一つのコンテンツを複数の場面で活用できる点で効率的です。
IR制作支援で、インクデザインが大切にしている考え方
企業の「らしさ」を深く探求し、一貫したストーリーを紡ぐこと
インクデザインは、せっかく作る統合報告書が情報を並べるだけにとどまっていると勿体無いと考えています。企業の「らしさ」を深く探求し、そこから一貫したストーリーを紡ぐことを大切にしています。
企画や取材、デザインでの実装を通じて、数字やデータの背景にある企業独自の考え方を引き出し、投資家に伝わる物語に再構築します。
情報の棚卸しから3カ年計画の設計までIRパートナーとして伴走します🏃♀️
これまで数々の統合報告書を制作させていただいた経験者の視点から何を優先すべきか、どこに時間をかけるべきか。客観的な視点で判断し、御社に最適な進め方を提案しています。
統合報告書の制作に限らず、IR制作でのお困りのことがあれば、お気軽にお問い合わせください。














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