弊社スタッフが撮影した何気な〜い日常を切り取った写真から、季節や生活のうつろいを感じられる色を知ってもらおうのコーナー。8月号です。
伝統的な日本の色から世界中で共通して知られる色まで、
多様にご紹介していきたいと思います!
月白(げっぱく)
#eaf4fc月の光を思わせる薄い青みを含んだ白色のこと。
和色には白を表す色名が様々ありますが、その中でも月白は文学的で風流さを感じさせる色名です。
道を歩いていたら突然現れた円形の光。これは…違う世界線への出入り口?セーブポイント?
いえ、カーブミラーが夕日を大きく反射した光の像みたいです。
紅掛空色(べにかけそらいろ)
#8491C3かすかに紅がかった淡い空色のこと。
夏を象徴する花の一つ。朝に咲くイメージですが、実は日没後の10時間後に開花していて、真夏は朝に涼しくなっていくと深夜に咲くようです。
大昔アサガオの種は強力な下剤として使われていたそうです。
千歳緑(ちとせみどり)
#335719松の葉の緑のような濃く暗い緑色。
一年中変わらない緑の葉をつける松は、長寿と不変の象徴で、
千歳緑は千年の後も変わらない緑の意を示す縁起の良い色名です。
あるスタッフが数年前、この時期訪れた足立美術館の庭園。
こちらの庭園は「庭園もまた一幅の絵画。」と謳っていて本当に絵みたいな空間ですね。
いつか行ってみたいです。
深緋(こきあけ)
#AD002D深みのある真っ赤な紅色。
2019年のこの時期訪れた、塩田千春展。
この有名な作品の赤い糸は血管、血縁、縁を意味しているそうです。
美術館に行きたいです。
苔色(こけいろ)
#78882d苔のような深く渋い黄緑色のこと。
あるスタッフが登山中に撮影された苔フォト。
たまにそこらのコンクリートに生えているのを見かけますが、
森の中とかで見る苔ってすごく神秘的なものに感じられて不思議ですね。
ジブリの世界みたいな山奥に行ってみたいです。
8月は食欲なくなる暑さと強烈な雨に振り回され、
あまり外出できないので目新しい写真は撮れず、どっか行きたいな〜と過去の写真を遡っていました。
きっと同じ気持ちの人がいるはず。
来年の夏は心おきなく遊びたいですね。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
また来月もよろしくお願いします!
(小関)