【SDGs】と新型コロナウイルス Vol.2

緊急事態宣言解除から2週間以上がたちました。
各所で飲食店や商業施設が営業し始め、子どもたちは学校や習い事が再開し始め、「いつも通り」が戻ってきたかと思いきや「新しい日常」が始まりました。

あるスタッフは駅や繁華街から少し離れたところで暮らしているのですが、数ヶ月ぶりに大きな商業施設に足を運び、驚きました。
服飾店や雑貨店に入るのにも入場制限がありお店の前で並ぶ人々、店内や駅中で感染防止を呼びかける放送のエンドレス、この暑さのなか行く人みなマスクの着用。
メディアでは知っていたけれどいざ目前にすると、少しびっくりしてしまいましたが、これが現実なんですよね。これが今の当たり前なんですよね。

さて、今回は前回の【SDGs】と新型コロナウイルス Vol.1に続きVol.2をお送りします。最後までぜひ読んでみてください。

6.安全な水とトイレを世界中に

すべての人に水と衛生へのアクセスと持続可能な管理を確保する

課題:安全に水を分配する

水をめぐる問題は主に発展途上国での課題だと思われて久しくなりました。しかし、2018年の西日本豪雨以降、日本では度重なる水害が起きています。また、生活用水としての水資源との向き合い方も考える必要があります。

水を利用する権利
非常事態宣言以降、銭湯の休業が相次いでいます。風呂なし住宅で毎日銭湯を利用していた人々には困難が強いられています。
所得格差の問題が、水へのアクセス権へとそのままスライドしたとも考えることできます。

水不足
台湾自来水公司(水道会社)による最新の統計によると、今年1月から2月までに台湾の人が1日に使った水の量はこれまでより3リットル(3,000cc)多くなったということです。感染対策によるこまめな手洗いと関係していることが判明しています。
近年日本では夏になると水不足になりがちだということを踏まえ、今から節水を心がけることが重要です。

7.エネルギーをみんなに
そしてクリーンに

すべての人々に手ごろで信頼でき、
持続可能かつ近代的なエネルギーへのアクセスを確保する

課題:暮らしに合わせた資源活用

感染拡大が広まると、物流が滞り食料供給の停滞や、大規模な火力発電所などエネルギープラントの運転停止や燃料不足による供給量の低下も想定されます。そのような事態になった時、エネルギーや食料自給率の低い大都市では、生活に必要な資源の確保すら支障をきたす可能性があります。

分散社会
大都市への人口集中を加速させてきた要因の一つに、「原則全員がオフィスに通勤する」という働き方が挙げられます。今回の新型コロナで在宅に移行し東京への通勤者が少しずつ減少してきました。つまり、郊外や首都圏の周縁部などに居住していても、大都市に本拠を置く企業に勤めることが可能であるということです。

エネルギーの格差
コロナウイルスによって、暮らしが変化しつつあります。多くの人は、外で使うためのエネルギーよりも、家で使うためのエネルギーが必要になりました。在宅時の光熱費が家計を圧迫する比重が高まるでしょう。エネルギー料金も生存に関わる大きな支出であり、ここでも格差が生じます。

8.働きがいも 経済成長も

すべての人のための持続的、包摂的かつ持続可能な経済成長、生産的な完全雇用
およびディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)を推進する

課題:働き方の変化と経済成長

自粛の一環として在宅勤務が推奨されています。人と対面を避けて業務にとりかかれて、むしろ効率的であるという声もあります。しかし、全ての職種が在宅勤務にすることは不可能であることや、在宅勤務のあり方も問題視されています。

現場での仕事
医療、教育、エンタメ、土木…などあげたらキリがない「現場での仕事」は在宅に移行することができません。予防をしながら働かれるという方が多いのではないでしょうか。

在宅環境
在宅勤務は個々の合う合わないがあると思います。合わない理由としては仕事とプライベートのメリハリがない、同居人がそばにいると集中できない、などが挙げられます。将来、在宅と出社と選択できる職種が増えたらより自由に自分らしい働き方ができそうだと思いました。

9.産業と技術革新の基盤をつくろう

強靭なインフラを整備し、包摂的で持続可能な産業化を推進するとともに、
技術革新の拡大を図る

課題:「新しい生活様式」のためのインフラ

厚生省が5月4日に新しい生活様式を公表しました。この提言は自身のみならず、大事な家族や友人、隣人の命を守ることにつながるものと考えられています。一人一人が気をつけることは勿論、提言に適ったインフラの整備も考えていかなければなりません。

東京オリンピック
2021年に延長になった東京オリンピック。追加費用は、選手たちは、購入したチケットは、など問題が山積みの状態です。オリンピックのために急ピッチで進められていた都市開発が自粛の一環で中止されている情報もあります。新型コロナがあと1年で収束を迎えるかは誰にもわかりません。共存の道を選びつつオリンピックが開催されるかもわかりません。ただ、老朽化した建物などが放置される危険性は待ってくれないという課題があります。

10.人や国の不平等をなくそう

国内および国家間の格差を是正する

課題:自国民と在日外国人の格差

新型コロナの以前から国籍によって与えられる権利は異なっていました。他国からの訪問者や労働者は日本社会を支えている一員です。同じ日本社会を支える自国民と外国人との格差は今一度、真摯に考えるべき課題です。

在日外国人
新型コロナによる差別を受ける(特に中国人)。万が一感染した場合、言葉の壁で「病院にかかるのが不安」という声も。飛行機の欠航が続き、航空チケットが高騰し、母国に帰りにくい状態にあります。

在日留学生
現在の国の方針では、留学生は上位3割ほど(GPA2.5程度)しか補助金を受けられません。更に、アルバイトの収入低下や解雇も見受けられ金銭的に苦しいという現実があります。

11.住み続けられるまちづくりを

都市と人間の居住地を包摂的、安全、強靭かつ持続可能にする

課題:お店の存続

【閉店のお知らせ】この文字にドキッとします。経済的に非常に苦しく、閉業を決断するお店が増えてきています。場所がなくなる、ということはとても寂しいことです。新型コロナで困っているお店を支援するために私達は何ができるでしょうか

飲食店
今やどこのお店でもテイクアウトやデリバリーを実施しています。前から知っていて支援したいお店や、この機会に初めて利用した近所のお店もあると思います。テイクアウトを通じて地域のことを改めて肌で感じられる機会でもあると思われます。

人が集まる施設
ギャラリー、ライブハウス、観光客ターゲットのお店、などその場に集客させることが目的のお店は特に苦しい状況なのではないでしょうか。先を見据えてクラウドファンディングを立ち上げたり、オンラインでパフォーマンスを行うところも増えてきていますね。(オンラインギャラリー、有料ライブ配信など)

…書いてみて、SDGsを身近に感じてもらうことが目的なのに課題が少し壮大かなと思ったのですが、今は映画の中で起こっているようなことが実際に起こっているといっても過言ではない、そこまで世界の状況がここ数ヶ月で変わってしまったのだと感じました。

むやみやたら怖がったり悲観することせずに、現実を素直に受け止めることが大事なのではと思います。

To Be Continued…