【対談記事】人気サービス「Slideland(スライドランド)」とは?想いや今後についてインタビュー

更新日:2025年2月14日

こんにちは。エディターのHです。

パワポなどで資料を作るときに、「どうやったらわかりやすく伝わるのだろう・・・。」と行き詰まった経験はありませんか?そんな時に手を差し伸べてくれるのが、「Slideland(スライドランド)」というサービス。

Xの開始から1年足らずでフォロワーは8,000名を超え、スライドデザイナーやスタートアップの経営者など多くの方がデザインを参考にしているそうです。

今回インクデザイン代表の鈴木が、スライドランドの運営者である秋野様に、サービスの内容や今後の展望について伺いました。

Slideland(スライドランド)とは

Slideland(スライドランド)は、パワポなどを使ったプレゼンテーションスライドにおいて参考になる資料を様々な分類で紹介しているWebサイト。決算説明資料や中期経営計画、統合報告書などのIR資料から、会社紹介資料や営業資料まで幅広く取り扱っています。
Xでは独自の切り口で、参考になる資料とデザインのポイントを発信しています。

Slideland(スライドランド)について

-サービスを開始した経緯を教えてください。

きっかけは、前職でインハウスデザイナーをしていた時に感じた苦労です。
スライドデザインの参考資料が世に出回っておらず、見つけることに難易度の高さを感じていました。
私がなんとか集めてきた参考資料を社内の先輩、後輩に見せた時に役立ったことから、他のデザイナーも同じように困っているのでは?と思い、サービスを始めました。

-最初は同業のデザイナーの役に立てたらいいな、という思いからスタートしたんですね。

そうですね。最初はこんなに多くの方に見ていただけるとは思っておらず、当初は実験的にスタートしました。今ではデザイナーの他に、スタートアップの経営者など色んな方々に見ていただいています。

-様々なスライドデザインを掲載していますが、選定基準はありますか?

基準は大きく3つあります。

① 余白が確保されていること

② デザインの原則に則っていること

③ 他の資料と差別化され、個性があること

①余白については、Xを見ていてもデザイナーの方々が重要視していることがよく感じられます。
例えば最近、円グラフの中でも半円グラフを取り扱った資料の事例を発信したことがありました。
これが、とてもリアクションが良かったんです。いかに余白を確保するのかが、どのデザイナーにも共通した悩みなんだなということがわかりましたね。

-③についてもう少し詳しく教えてください。

個性が出ているスライドって、スライドに記載している内容とデザインが上手くマッチしていることだと思うんです。マッチしていないと、結局伝えたいことが読み手に伝わらないと思っているので、そういった意味で個性があるかどうかを意識してスライドを見ています。

-反対に、選定しないスライドの特徴はありますか? 

整列がされていないスライドですね。先ほど余白の話をしましたが、むしろ情報量の多い中で、なんとか上手くまとめているスライドは個人的に評価が高いと感じています。

Slideland(スライドランド)の運営について

-情報発信する上で大切にしていることはありますか?

自分にとって、何かひとつでも発見がある内容を発信するようにしています。あとは、1日に一度は投稿するようにしていますね。以前は回数をより増やしていたのですが、今は自分が本当に紹介したい、本当に役立つと思うものだけを投稿するように意識しています。
人それぞれ発見だと感じるポイントは様々だと思っていて、自分にとっての発見は、きっと誰かの発見にもつながっていると信じています。

-今までユーザーから得られた反応や問い合わせはありましたか?

「作業効率が倍になりました!」や「サービスサイトが見やすく、使いやすいです!」といった声を直接いただいたことがあり、嬉しかったですね。

Slideland(スライドランド)の今後について

-どんなサービスにしていきたいですか?

今後は最新のトレンドを意識しながら情報発信をしていきたいと考えています。
最近だとスマートフォン版の資料が増えてきましたよね。そういった世間のトレンドやAIなど新しい技術の情報をキャッチアップしつつ、サービスをアップデートしていきたいです。
また、それに伴い、サービスを見てくださる人々も多岐に渡ってくるのではないかと思います。間口を広げて、あらゆる人々にとって参考になるようなサービスにしていきたいです。

-インクデザインとスポンサー契約を結んでいますが、期待していることはありますか?

スライドデザインって少し軽視されている風潮がまだ残っているように感じています。従来、スライドデザインは内向きのツールで主に社内の発表に使われていました。
しかし、昨今はIR資料など、外向きのツールとして広く使われるようになってきましたよね。そういった認識のアップデートに貢献してもらえたらありがたいなと思っています。

-インクデザインとのシナジーや今後の可能性について、教えてください。

スライドランドを見てくださる方々は、“学び”や“参考になる”ことを求めています。
例えば、御社が専門的な視点でスライドについてコメントをしたり、こういったインタビュー記事のようなコンテンツを一緒に作ったりできたら面白いなと感じています。

最後に

秋野様、ありがとうございました!
スライドランドさんはデザイン性の高いスライドが豊富に紹介されていますので、ぜひご覧ください。

https://www.slideland.tech

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