こんにちは、インクデザイン代表の鈴木です。
最近発信するSNSが一週まわってfacebookになってきました。
そんなfacebookで、この一週間、AIとデザインについて発信していましたが、なかなか評判がよかったので、ブログ記事にもまとめてみたいと思います!
2023年、AIに関する状況は大きく変化した年だと言えます。Chat GPTをはじめとしたAIツールは飛躍的に進化し、デザイン業界でもAdobeがベクターの画像生成を開始したのはつい昨日です。
AIによってデザイナーは不要になるのか?
そんな中、デザイン業界でよく議論されるのが・・・
「AIによって仕事はなくなるのか?」
「まだまだ使えない」
「けっこう使える」
「感性が必要なデザイナーはAIに変われない」・・・という話。
AIは私たちデザイナーにとって、味方なのでしょうか?
それとも、敵として現れたのでしょうか?
今回は僕なりの考えを述べてみたいと思います。
今、AIどんなことにつかっている?
今、AIに関わるツールをどのように使っているかを紹介します。
・Chat GPT
今はまだ、ほぼこれです。
文章の生成というよりは、企画の下調べや土台作りとして。
例えば、企画の骨子などをChat GPTと対話し作成し、人がブラッシュアップ。
このブログ記事もChat GPTに僕の考えだけ入れて、骨子を作ってもらいましたが、そのままでは、僕らしい文章にはならないので、編集とリライトを行っています。
文章の生成自体は草案は作ることはあっても、違和感のある箇所などを修正する必要はありますね。
その他、画像レタッチ、翻訳などを日常で使っています。
それでは、本論。
デザイナーにとって、AIは敵か味方か?
単純なタスクを中心に行うデザイナーとAI
まぁまぁ過激な表現かもしれませんが、Chat GPTがそう吐き出したので(笑。
あえて言いますが、単純な作業や繰り返しのタスクだけを行うデザイナーにとって、AIは効率化のツールとして役立つ一方で、自動化に置き換えられるリスクになると思います。
AIは、定型的なデザインや単純な作業が得意で、これは人が太刀打ちできない分野。
そんな作業はAIによって自動化される可能性が考えられます。
クオリティが・・・という話もありますが、AIの進化と世間の許容範囲が近づいてくると考えています。
提案型、上流を目指すデザイナーとAI
新しいアイディアを持ち、クライアントのニーズを先読みして提案とデザインするデザイナーにとって、AIは非常に強力なパートナーとなるのかなと思っています。
データ分析やパターン認識などのAI技術を駆使することで、より深い視点を持つことができ、これまでにないデザイン提案が可能に。
また、今まで提案に携わってこなかったデザイナーは、
「経験値もなく、どうすればいいかわからない。」
そんなことはAIがざっくり骨子を作ってくれるので、経験値を補ってくれるはず。
AIはデザインとビジネスを繋げる存在
デザインとビジネスは、伝統的に異なる分野として捉えられがちでしたが、AIの出現やテクノロジーの進化により、その境界が曖昧になってきました。
デザインの数値化、トレンド予測、シミュレーションなどは一般的になっていますね。
そんな流れもあり、デザイナーは単に美的な価値だけでなく、ビジネス価値も持つデザインを提供することが求められるようになっています。
AIは、このデザインとビジネスのギャップを埋める役割であり、デザイナーとビジネスチームの協働をよりスムーズにするキーツールとなると考えます。
AIはデザイナーの敵?それとも味方?
結論として、AIはデザイナーの立場や目的によって、異なる役割を持ってくると思います。
単純なタスクを中心に行うデザイナーには、競争相手になるかもしれません。
しかし、提案力や独自性を持ち、上流を目指すデザイナーにとっては、AIは新しい可能性を引き出す強力なツールとなるでしょう。
最後に、AIの進化は絶対に止まりません。その中で、デザイナーとしてのスキルや価値感、哲学をどう磨き、どうAIと共存していくかが、今後の鍵となると思います。