最新!2023年春版・統合報告書-価値創造プロセス図傾向まとめです!
価値創造プロセスとは
価値創造プロセスとは、企業が示す価値を創造するプロセスモデルのことです。
主に統合報告書において、誰が見ても直感的に理解できるように図としてまとめられています。
価値創造プロセスとは、ビジネスにおいて製品やサービスを開発する際に、顧客にとって重要であると認識される価値を創造するために行われる一連のプロセスです。
このプロセスは、市場や顧客のニーズを理解し、それに基づいて製品やサービスを開発し、それらを提供することで価値を創造します。これには、市場調査、アイデアの収集、製品開発、製品のテストや改善、顧客サポートなどの段階が含まれます。
価値創造プロセスは、顧客中心主義のアプローチを採用し、顧客が求める価値を理解し、それに応えることで、企業の競争力を高め、ビジネス成功につながることが期待されています。
chat GPTより(なんか的外れな回答な気もしますが・・)
しかしながら、当社でも統合報告書を手がける際に価値創造プロセス図を作ることが多いですが、実はデザイナー泣かせ。
なぜなら、まず難解。資本、マテリアリティ、バリューチェーン、アウトカム・・・・
はい、デザイナーにとっては「?????眠ーい・・」です。
それぞれに当然意味があって、その捉え方解釈の仕方もあり、置き方、置く場所によって意味が全く変わってくるので困りもの。
次に、デザイン的に収まりにくい。複雑っす!
デザインの一つの機能に「複雑なものをわかりやすく」ということがありますが、 前述のように置き場所によって内容とか意味合いが変わってくるので、 デザイン的な解釈、特にシンプルにするのが非常に難しい。
という難解な価値創造プロセスですが、当社内では、他社の事例などを集めて、日々研究をしています。
会社によって結構違いますね。
今回はそんな集めた他社事例をまとめてみましたので公開したいと思います。
※一部実績もございますが、基本は弊社の実績ではございません。
過去に業界別の価値創造プロセス図をまとめた記事もあわせてご覧ください。
1.フレームワークに沿って情報の多いパターン
比較的オーソドックスな形で、投資家的には他社と比較しやすいのではと思います。
膨大な文字量ですが、これだけ綺麗に整えられていると
頭の中で整理する時間が短縮されてスラスラ読めますね!
2.フレームワークに沿ってシンプルにアレンジしたパターン
シンプルにアレンジすることで、概要のわかりやすさを訴求するパターンです。
昨年には多く見られたパターンです。
情報量がそれなりにありますが、特に重要な点が強調されていたり、目立つようになっています。
導線もはっきりしていて、読む順番がわかりやすいですね!
3.シンプルな独自解釈
先進性イメージのある企業を中心にシンプルな独自解釈を行うパターン。
フレームワークからは離れるのでビジネスモデル図にならないような編集が必要かと思います。
4.掲載していないパターン
企業の考えになると思いますが、価値創造プロセス図を掲載しない企業も一定数あります。
価値創造という言葉を使わずに、別の言葉や独自的な図を用いているパターンもありました。
価値創造プロセス図は、企業ごとに構成やデザインがかなり異なり、企業の独自性やイメージを強く感じますね。
インクデザインでは、統合報告書やIR資料などの、IRツールのデザインを提供しています。
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