FTSE100とは
FTSEは、イギリスの株価指数の一つです。中でも時価総額の高い100社がFinancial Times-Stock Exchange1OO-Share Indexになります。
FTSE100のIR資料にはどんな特徴があるのでしょうか。デザイン面で気になった点をセレクトしてみました。
日本国内でも、決算資料、中期経営計画等のIR資料の参考になるのではないでしょうか?
【写真】全面背景の上に文字
自然なレイアウトですがよく見ると写真の構図が生かされています。あらかじめ文字を載せることを想定して撮影したか、またはトリミングされたのでしょうか。
【図】ピクトグラムはグローバル
ピクトグラムはもともと文字が読めない人のために開発されたサインであり、強い伝播力を持ちます。英語力皆無の私にもなんとなく内容が伝わります。
【フォント】幅広く個性的
欧文フォントは和文フォントより圧倒的に種類豊富であるため、個性が表れます。3が「ろ」みたいなフォントはクセがあって日本では扱いにくいですが、「海外っぽさ」を感じさせます。
【表】項目から距離がある
こちらは狙ってのことなのかわかりません。英語のワード数は同じ意味に翻訳したときの日本語の約半数と言われますが、そのような言語の違いもデザインに関係しているのでしょうか?
【配色】色相差が大きい?
海外の薬局や雑誌でよく見る、こんな感じの配色!具体的にはオレンジ・パープル・グリーンといった組み合わせ。どんなルールで再現できるだろうと考えてみました。
配色ツールでなるべく彩度と色相差を保って=色と色が近づきすぎないように色数を増やそうとすると、このようになります。4色ならテトラード、5色ならペンタード、6色ならヘクサードと言います(色彩検定くらいでしか使いませんね)。
日本の資料でもセグメント別に色を分ける際にはなるべく離れた色を使いますが、もう少し黄みがかった優しい色にするかなと思います。逆に言えば、海外の色は青みが強い印象を受けます。
あくまでこれらは一部の例であり、海外でもコーポレートカラー+類似色だけで整えられた資料ももちろんあります。
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